カラダの変化

ブラがどうも合わないぞ〜40代からのおむねの変化〜

konnansan

ブラがどうも合わないぞ〜40代からのおむねの変化〜

〜垂れるなんてふつう。でも気になる更年期世代〜

「困難な日も、こんなんな日も」の管理人、こんなんさんです。

今回は、なかなか口に出しにくい「おむねの変化」について、率直にお話ししたいと思います。

「若い頃と比べて胸が垂れてきた…」「サイズが変わった気がする…」「形が変わってきた…」

40代を過ぎると、体のあらゆる部分に変化が訪れますが、胸の変化は特に気になるところですよね。更年期のホルモン変化や体重の増減、そして重力の影響も相まって、バストの形や弾力は徐々に変わっていきます。

でも、この変化は自然なことなんです。今日は「40〜50代の私たちの胸の変化と上手に付き合う方法」について、わたし自身の経験も交えながらお話しします。


■ 「垂れてきた…」その理由、実は色々あった!

肌の弾力低下とクーパー靭帯の話

胸が垂れる主な原因のひとつは、肌の弾力低下です。年齢を重ねるにつれて、お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少していきます。これは顔や腕の肌だけでなく、胸の皮膚にも同じことが起こるのです。

もうひとつ重要なのが「クーパー靭帯」の存在。これは胸の組織を支える靭帯で、大胸筋とバストをつないでくれています。このクーパー靭帯は、年齢とともに伸びてしまうことがあります。

加齢、妊娠・授乳、体重の増減、重力の影響など、様々な要因でクーパー靭帯は徐々に弱くなっていきます。これが、胸の形や位置の変化につながるのです。

わたし自身、40代に入ってから「あれ?なんだか胸の高さが違う?」と感じるようになりました。特に朝起きたときと寝る前では、明らかに位置が違うことに気づいたんです。

ホルモンバランスの変化の影響

更年期に入ると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少します。このホルモンは、バストのハリや弾力を保つのに重要な役割を果たしています。

エストロゲンが減ると、胸を構成する脂肪や腺組織の量が変化し、サイズダウンしたり、形が変わったりすることがあるのです。

また、更年期前後での体重の変動も胸の変化に影響します。体重が増えると胸も大きくなることがありますが、その後減量すると、胸の形が変わってしまうことも。これは、胸の大部分が脂肪組織でできているためです。

わたしの場合、更年期症状が始まった42歳頃から、ホルモンバランスの変化と食生活の乱れで約10キロ太りました。そして胸も大きくなったのですが、その後のダイエットで体重は戻ったものの、胸の形は元に戻らず…。まさに「空気が抜けたような」状態に。

筋肉の衰えも関係している

胸を支える大胸筋の衰えも、バストの形に大きく影響します。年齢とともに筋肉量は自然に減少していきますが、とくに運動不足だと、その減少スピードは加速します。

大胸筋が衰えると、胸を持ち上げる力が弱まり、バストが下垂しやすくなるのです。

デスクワークが多い現代の働き方は、姿勢の悪さにもつながります。猫背になると胸が下がって見えるだけでなく、長期的には胸を支える筋肉の衰えにもつながるんですよね。


■ 「おむねの変化」受け入れつつできるケアも

まずは正しい知識を持とう

胸の構造を知ることが、適切なケアの第一歩です。

バストは主に以下の要素で構成されています:

  • 脂肪組織(胸の大部分を占める)
  • 乳腺組織(母乳を作る組織)
  • 結合組織(クーパー靭帯を含む)
  • 大胸筋(胸の下にある筋肉)

この中で、自分でケアできるのは主に「大胸筋」と「皮膚の弾力」。胸そのものは筋肉ではないため、エクササイズで直接胸を大きくすることはできませんが、胸を支える筋肉を鍛えることで、見た目の印象を変えることはできるのです。

バストケアの基本—日常でできること

日常生活の中で取り入れられる、シンプルなバストケアをご紹介します。

正しいブラ選びのポイント

  • 定期的にサイズを測り直す(体重や体型の変化に合わせて)
  • アンダーバストがきつすぎず、緩すぎないもの
  • カップから胸がはみ出したり、余ったりしないサイズ
  • 肩紐が食い込まないよう調整する
  • 寝るときはナイトブラも検討(就寝中の胸の横流れ防止に)

わたしは、コロナ禍でリモートワークが増えた時期に「ノーブラ生活」をしばらく続けていました。楽チンだったのですが、その後対面の仕事が再開したとき、胸の位置がかなり下がっていることに気づいてショック!今は家にいるときも、軽いブラトップだけでも着用するようにしています。ただ、正直アンダーの位置が合わないものが多いんですよね。アラフィフ向けのナイトブラ、室内ブラを作りたい!と強く思ってます。

バストマッサージの取り入れ方

  • 入浴後など、肌が温まった状態で行う
  • 保湿クリームやオイルを使うとスムーズに
  • 優しく円を描くように、外側から内側へマッサージ
  • 脇の下から胸の中心に向かって軽く流すように
  • このついでに、しこりがないかチェックも重要

マッサージは血行を促進し、胸の張りを保つのに役立ちます。私は入浴後のスキンケアルーティンに、胸のマッサージも組み込んでいます。これはケアだけでなく、乳がんの早期発見にもつながる大切な習慣です。

姿勢改善で胸を美しく見せる

  • 肩を後ろに引き、胸を張る意識を持つ
  • デスクワーク中も背筋を伸ばすよう心がける
  • 「肩甲骨を寄せる」イメージで座る・立つ
  • スマホを見るときも、首を前に出しすぎない

姿勢を正すだけで、胸の見え方は大きく変わります。わたしは、スマホのリマインダーで「姿勢チェック」の通知を設定。1時間に一度、姿勢を意識する習慣をつけるようにしています。


■ 胸を支える筋肉を鍛えるシンプルエクササイズ

日常に取り入れやすいバストアップエクササイズ

胸を支える大胸筋を鍛えると、バストのポジションが改善し、見た目も若々しくなります。複雑なエクササイズでなくても、日常に取り入れやすい動きで効果が期待できます。

①壁押しプッシュアップ(初心者向け)

  • 壁に向かって立ち、両手を肩幅に開いて壁につける
  • 肘を曲げて胸を壁に近づけ、元に戻す
  • 10〜15回を1セットとして、1日3セット程度

これなら関節への負担も少なく、どこでもできるのがいいところ。わたしはキッチンで料理の待ち時間や、電子レンジの前で待っているときによくやっています。

②ウォールプレス(いつでもどこでも)

  • 両手のひらを胸の前で合わせる
  • 10秒間、強く押し合う
  • 10秒休憩して、これを5〜10回繰り返す

これは電車内や会議の合間にも、さりげなくできるエクササイズ。短時間でも、確かに胸の筋肉を使っている感覚があります。

③肩甲骨寄せ(デスクワーク中にも)

  • 背筋を伸ばして座る
  • 両肩を後ろに引き、肩甲骨を寄せる
  • その状態を5秒間キープして緩める
  • 10回程度を1セットとして、1日数回繰り返す

肩こり対策にもなるので一石二鳥!デスクワークのちょっとした休憩時間に取り入れやすいエクササイズです。

④バスタオルプルアパート

  • バスタオルを両手で持ち、胸の前で水平に広げる
  • タオルを引っ張りながら、両腕を左右に開く
  • その状態を10秒間キープ
  • 10回程度を1セットとして、テレビを見ながらなど、隙間時間に

わたしはこれをタオルではなく、ゴムバンドでやっています。100円ショップで買ったトレーニング用のバンドが、とても使いやすいです。


■ バランスの良い食生活とバストの関係

胸の健康を支える栄養素

胸の健康や張りを保つためには、体の内側からのケアも重要です。次のような栄養素が特に大切だといわれています:

  • タンパク質:肌や筋肉の修復、再生に不可欠(鶏肉、魚、豆腐、卵など)
  • 健康な脂質:ホルモンバランスの調整に役立つ(オメガ3脂肪酸を含む青魚、アボカド、ナッツ類など)
  • イソフラボン:エストロゲン様作用がある植物性成分(大豆製品など)
  • ビタミンE:血行促進や抗酸化作用(ナッツ類、緑黄色野菜など)
  • コラーゲン:肌の弾力を保つのに役立つ(骨付き肉、魚の皮、ゼラチンなど)

わたしは、40代に入ってから意識的に大豆製品を取り入れるようになりました。毎朝の味噌汁、週に2〜3回の豆腐料理など、無理なく続けられる範囲で。特別な「バスト用サプリ」よりも、バランスの良い食事の方が長期的に効果があると感じています。

水分摂取も大切

十分な水分補給は、全身の肌の潤いを保つのに役立ちます。胸の皮膚も例外ではありません。

1日に1.5〜2リットルの水分を摂ることを目標に、こまめに水分補給を心がけましょう。わたしの場合、オフィスデスクに必ずマイボトルを置き、会議のたびに持ち歩く習慣をつけています。


■ おわりに:「変化を受け入れながら、できることをする」

おむねの変化—年齢とともに訪れる自然な現象ですが、なかなか受け入れがたいものでもありますよね。でも、この変化を嘆くよりも、「今の自分の体に合ったケア」を取り入れていきましょう。

正しいブラ選び(これが一番難しい)、姿勢の改善、適度なエクササイズ、バランスの良い食事…。これらは胸だけでなく、全身の健康にも良い影響をもたらします。

みなさんは、どんなバストケアを実践していますか?良かったら、こっそり教えてくださいね。ナイトブラで働かれてる方、もう少し年齢上のターゲティング商品作ってみませんか?

「困難な日も、こんなんな日も」

── こんなんさん


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*「こんなんな日も」とは、「こんなん出た」、「こんなんいるー?」など、関西弁から取りました。ただ、管理人は関西人ではありません…。

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47歳のアラフィフです。42歳で突然の更年期と46歳でうつのダブルパンチに見舞われ、今も心療内科と婦人科にお世話になってます。気づくとホットフラッシュで汗だく、物忘れで「あれ?何しようとしてたっけ?」の連発。体のあちこちの変化に「え〜?」と驚きながらも、なんとか日々を過ごしてます。サイト名は関西弁風だけど、実は関西人じゃありません(笑)。同じような「見えない不調」で悩む同世代の皆さんと、分かち合えたらいいなと思ってます。
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