顔のたるみとこれからの自分〜ブルドックよりパグになろう〜

顔のたるみとこれからの自分〜ブルドックよりパグになろう〜
〜変わりゆく輪郭とどう向き合うか〜
「困難な日も、こんなんな日も」の管理人、こんなんさんです。
先日、美容院に行ったときのこと、タオルを巻かれた顔に驚愕…。輪郭が明らかに変わってる! スッと描けない、何重にも線を描くデッサン画のような顔だなとまじまじと見つめてしまったのです。
ある日突然、気づくんですよね。顔の輪郭が若い頃と違って、少しずつ変化していることに。今日は「顔のたるみと上手に付き合う方法」について、お話ししたいなと思います。
■ 顔のたるみを前向きに考える~ホルモン・老廃物・重力~
輪郭がぼやける理由、実は色々あった!
顔のたるみの主な原因、いくつかご紹介します:
- コラーゲン・エラスチンの減少:年齢を重ねるにつれ、お肌の弾力を保つ成分が減少します
- 筋肉の衰え:顔の筋肉も他の筋肉と同様に、使わないと衰えていきます
- 皮下脂肪の移動:重力の影響で、頬の脂肪が下へと移動します
- リンパ液や老廃物の滞り:代謝の低下で老廃物がたまりやすくなり、むくみの原因にも
- 更年期のホルモン変化:エストロゲン減少で肌のハリや弾力が低下しやすい
更年期真っ只中のわたしが実感していることは、ホルモンバランスの変化が肌にも大きく影響しているということ。とくにエストロゲン(女性ホルモン)の減少は、肌の水分保持力や弾力性に関わるコラーゲンの生成に影響するそう。
「なんとなく顔がむくみやすくなった」「全体的にふっくらした印象になった」という更年期特有の変化も、顔の輪郭のぼやけにつながっているんです。
重力との闘いに挑むほどの気力は無い
実はたるみの最大の原因は「重力」。これはどうしようもないですよね。地球で生きる限り、誰もが経験すること。あご下のお肉に感じます重力を。なんだか柔らかくてさわり心地はいいような。思いついたのは、ワンちゃんのパグでした。あんなにシワもたるみもあるのにかわいい。これを目指すのはどうかと。「ブルドック」はなんだか男性的。たるみも、捉え方次第で印象が変わるかもしれない。「たるんできた…」と嘆くより、「かわいいパグをめざそう!」という発想の転換が、アラフィフ世代の美学かもしれません。
■ アラフィフのための「ながらケア」術〜日常に溶け込むたるみ対策〜
基本のスキンケアアップデート
かわいいパグになるため、ほっといてはいけません。たるみケアの第一歩は、基本のスキンケアを見直すこと。とくに保湿が大切です。わたしが行っているのは、夏場でも保湿力の高いしっとりワセリン化粧水を使い始めました。高い化粧品も使ってみたことがあるのですが、気温の上下で赤みが目立つようになり、刺激に負けてるきがしたのがきっかけです(アトピーもあるので肌が弱めです)。そんなわたしには、しっとりワセリンシリーズが合うようで、お値段も手頃ですし続けています。
ながらでできる簡単表情筋トレーニング
忙しい毎日でも続けられる、シンプルな表情筋トレーニングを2つご紹介します:
① トイレで「ういうい」体操: トイレ後手を洗っている最中に、声を出さずに大げさに「う」と「い」の口を交互に動かしています。「い」のときは、口角をあごの力も使って思いっきり上げるのがコツです。とくに回数を決めているのではなく、ういうい~とした後、鏡で首元をチェックして意識を向けるようにしています。
② 洗面台で首のばし: 化粧水や乳液をつける際、首元とくにあご下ラインを指を這わせて、顎を天井に向けるよう斜めにして老廃物を流すようにしています。毎回痛いので、どれだけ老廃物が溜まってるのか感心しながら、ちょうどいい指の力加減を探しています。このときも鏡を見るので、顎ラインに向けて、私は見てるからねと念を送っています。
わたしはこの2つのエクササイズを続けてるんですが、たるみの促進は防げているかなとは思っています。
■ お手頃食材でたるみに挑む〜食卓からのエイジングケア〜
たるみケアに良い経済的な食材
お財布にも優しい、たるみケアに効果的な食材です:
- 豆腐・納豆:良質なタンパク質源で、女性ホルモン様作用のあるイソフラボンも含む
- わかめ・ひじき:ミネラルが豊富で、むくみ防止に役立つ
- 緑茶:抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去
それほど値段変動が少なく、毎日食べられるものを選んでみました。
■ 首元ケアとメイクのアップデート
首元ケア—たるみの目立たない首筋へ
顔のたるみケアと同時に、首元のケアも忘れてはいけません。首のたるみが、顎のラインをぼやけさせる原因にもなるんです。
首元ケアの具体策:
- 上向きマッサージ:鎖骨から顎に向かって、軽く上向きにマッサージ
- 首ストレッチ:顎を上に向ける・左右に傾ける・首を回すなどのストレッチを日に数回
- UV対策:首元まで日焼け止めを塗る習慣をつける
潤っている、水分があるシワとカサカサのシワ。同じしわでもだいぶ印象が変わります。目指すのは柔らかなシワ。顔のスキンケア後、残った化粧水などは、首元にもしっかり塗っています。最近は、スカーフに興味がわいてきたのも年齢だなと思っています。メルカリでシルクのものを数枚購入し研究中です。
全体バランスを考えたメイクのアップデート
40代後半になると、顔が間延びします。パーツごとのメークより顔全体のバランスを考えた、新しいメイク法を取り入れないとと感じています。
アップデートメイクのポイント:
- ツヤ感重視:マットよりツヤのある仕上がりで立体感を出す
- 色選びの変化:暖色系や柔らかい色合いが肌なじみが良く、若々しい印象に
- ベースメイクの軽さ:厚塗りは凹凸を強調するため、薄づきでツヤのあるものを
- 目元・口元のバランス:どちらか一方を強調し、もう片方は控えめに
- 眉の描き方:自分に合う眉を今一度探してみてはどうでしょうか?
わたしが最近取り入れているのは、ファンデーションを止めて、コンシーラーで赤みの目立つ部分を隠して残りはパウダーで軽めに仕上げる。ハイライトを下から上に引くようにして引き上げて見えるようにする。このふたつがお気に入りです。髪の毛も、ちょうど顎ラインに毛束が来るようにカットしています。
■ 「弛むのは地球人だから仕方ない」でも、ちょっとあらがいたい
たるみは、地球上で重力の影響を受けて生きているわたしたちには、誰にでも訪れる自然な変化です。ゆるやかにしたり、愛でる方法はあるはずじゃないかと思っています。
わたしたちアラフィフ世代は、若さを取り戻そうとするのではなく、「今の自分に合った美しさ」を見つけていければいいなと思います。英語でマチュアという言葉があるのですが、年齢を重ねた経験や知恵、表情の豊かさをほめる意味を持っています。
マチュアで、柔らかな印象のパグフェイスがおちゃめだなと思うのです。
あなたの「これいいよー」というケア法、ぜひ教えてください。みんなで賢くなりましょう。
「困難な日も、こんなんな日も」
── こんなんさん
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*「こんなんな日も」とは、「こんなん出た」、「こんなんいるー?」など、関西弁から取りました。ただ、管理人は関西人ではありません…。