G-KJT1G6NFTT 買い物に行けない猛暑日〜ホットフラッシュでネット食材宅配頼み〜
ホットフラッシュ

猛暑日・ホットフラッシュで買い物に行けない時の食材宅配サービス活用術

こんなんさん

買い物に行けない猛暑日〜ホットフラッシュでネット食材宅配頼み〜

〜スーパーの冷凍食品売り場で倒れそうになった47歳の夏〜

「困難な日も、こんなんな日も」の管理人、こんなんさんです。

昨日、気温35度の猛暑日。どうしても夕食の買い物に行かないといけなくて、意を決してスーパーに向かいました。でも家を出て5分で既に汗がダラダラ…。スーパーの入り口に着く頃には、まるでマラソンを完走したような状態でした。

そして極めつけは、冷凍食品売り場での出来事。急激に冷えた空間に入った瞬間、今度は体が混乱してホットフラッシュが始まり、冷凍コーナーで汗を拭いているという謎の状況…。結局、必要な食材の半分も買えずに逃げるように帰宅しました。

「もう無理。ネットで注文しよう…」スマホを開いてポチポチ。気づけば、この夏だけで食材宅配サービスの利用頻度が3倍になっていました。同じような経験をされている方、いらっしゃいませんか?

今日は、猛暑日とホットフラッシュの複合攻撃に悩む40-50代女性の「買い物困難問題」と、ネット宅配に頼る日々について、実体験を交えながらお話しします。


猛暑日×ホットフラッシュの地獄コンボ〜なぜ買い物がこんなに辛いのか〜

外気温35度+体内の熱波のダブルパンチ

猛暑日の買い物がこれほど辛いのは、外からの暑さと体内から湧き上がるホットフラッシュが同時に襲ってくるからです。健康な人なら「暑いな」で済む35度の気温も、更年期のわたしたちにとっては「サウナ+ホットフラッシュ」の二重苦。

猛暑日の買い物で起こること

  • 家を出る前から汗が出る:「外に出るのか…」という心理的ストレスでも発汗
  • 徒歩5分で体力消耗:普通の人の30分ウォーキング並みの疲労感
  • スーパー入店時の温度差ショック:35度→20度の急激な変化で自律神経が大混乱
  • 冷房の中でのホットフラッシュ:涼しいはずなのに体内から熱波が発生
  • レジ待ちでの立ちくらみ:脱水+疲労+温度差で血圧が不安定に

日本気象協会によると、猛暑日(最高気温35度以上)の日数は年々増加傾向にあり、2023年は過去最多を記録しました。わたしたち更年期世代にとって、夏の買い物はまさに「サバイバル」状態です。

スーパーの店内環境が更年期女性に与える影響

スーパーの店内って、更年期の体にはかなり過酷な環境なんです。入り口の強い冷房、冷凍・冷蔵コーナーの急激な温度変化、レジ周りの人混み…。

スーパー店内の「更年期トラップ」

  • 入り口の冷房ブラスト:35度から一気に18度くらいまで下がる衝撃
  • 売り場ごとの温度差:常温→冷蔵(4度)→冷凍(-18度)の温度ジェットコースター
  • 蛍光灯の強い照明:自律神経を刺激し、ホットフラッシュを誘発することも
  • レジ周りの混雑:人混みによるストレスと体温上昇
  • 重い買い物袋:体力消耗が激しい状態での負荷

わたしの体験では、特に冷凍食品コーナーが要注意。急激に冷えた環境に入ると、体が「寒い!」と判断して血管を収縮させるのですが、それと同時にホットフラッシュが始まって「暑い!」信号も発生。体温調節機能が完全にパニック状態になります。

「みんなは平気なのに、わたしだけ…」の孤独感

スーパーで周りを見回すと、同年代らしき女性たちも普通に買い物をしている。「なぜわたしだけこんなに辛いんだろう…」と落ち込むことも少なくありません。

でも実は、更年期症状の個人差は想像以上に大きいんです。ホットフラッシュを経験する更年期女性は約70%といわれていますが、その重さや頻度は人それぞれ。同じ年代でも、症状がほとんどない人もいれば、わたしのように日常生活に支障をきたすレベルの人もいます。

ホットフラッシュの個人差

  • 軽度:月に数回、短時間で治まる
  • 中等度:週に数回、日常生活にやや影響
  • 重度:日に数回以上、外出や仕事に支障をきたす

わたしは明らかに「重度」の部類。でも、これは「体質」や「意志の弱さ」の問題ではなく、ホルモンバランスの変化による医学的な症状なんです。自分を責める必要はありません。


ネット食材宅配への依存〜罪悪感と安堵感の間で〜

「ポチッ」の誘惑〜宅配サービス利用激増の実態〜

「今日も買い物に行けなかった…」そんな日に頼りになるのが、ネット食材宅配サービス。わたしの利用頻度の変化を振り返ってみると、その依存度の高さに驚きます。

わたしの宅配利用頻度の変化

  • 2022年春(44歳):月1回程度、重いものだけ注文
  • 2023年夏(45歳):月3回程度、猛暑日限定で利用
  • 2024年夏(46歳):週1回、生鮮食品も含めて定期利用
  • 2025年夏(47歳):週1回、まとめて購入で全ての食材を宅配で調達

この変化を見ると、明らかに「ホットフラッシュの悪化」と「宅配依存度」が比例しています。特に2024年の夏以降は、外出そのものへのハードルが高くなり、週1回のまとめ購入で必要な食材をすべて調達するようになりました。

利用サービスの使い分け〜それぞれの特徴と選び方〜

複数の宅配サービスを使い分けているわたし。それぞれの特徴を活かして、状況に応じて選んでいます。

主要食材宅配サービスの特徴

  • 大手スーパー系(イオン、西友など)
    • 品揃えが豊富、価格が手頃
    • 当日配送可能な場合も
    • 冷凍食品の種類が多い
  • 生協・パルシステム系
    • 安全性重視、添加物少なめ
    • 定期配送で計画的
    • 重い米や調味料も安心
  • 専門系(らでぃっしゅぼーや、オイシックスなど)
    • 有機野菜、こだわり食材
    • ミールキットで調理時間短縮
    • 価格は高めだが品質重視

わたしの使い分け例

  • 体調不良の日:大手スーパー系で即日配送
  • 週末の計画購入:生協で重いものと冷凍食品
  • 特別な日の料理:専門系でこだわり食材とミールキット

矢野経済研究所の調査によると、食材宅配市場は2020年以降急成長しており、また各種調査で特に40-50代女性の利用率が高くなっています。わたしたちのような悩みを抱える人が、実は増えているということですね。

宅配依存への罪悪感〜「買い物くらい行けないの?」という内なる声〜

便利な宅配サービスですが、利用するたびに感じるのが罪悪感。「買い物くらい普通に行けないの?」「甘えてるんじゃないの?」という内なる声に悩まされることも。

宅配利用時の罪悪感の正体

  • 配送料への後悔:「歩けば無料なのに…」
  • 運動不足への懸念:「外出機会が減って不健康では?」
  • 自立性への疑問:「自分で買い物もできないなんて…」
  • 環境負荷への心配:「無駄な包装材やトラック運送」
  • 家計への影響:「結局、食費が高くついているかも」

でも冷静に考えてみると、これらの罪悪感の多くは「以前の自分」や「一般的な常識」と比較することから生まれています。更年期という体の変化期にある今のわたしたちにとって、宅配サービスは決して「甘え」ではなく、「適応策」なんです。


猛暑日買い物の代替策〜宅配以外の工夫と対処法〜

時間帯を工夫した「早朝ミッション」と「夜間ミッション」

どうしても直接買い物に行く必要がある時は、時間帯を工夫することで、ホットフラッシュのリスクを軽減できます。

早朝買い物(6:00-8:00)のメリット

  • 気温が比較的低く、日差しも穏やか
  • 店内が空いていて、ストレスが少ない
  • 一日のうちで体力が最も充実している時間帯
  • 新鮮な食材が並んでいる

夜間買い物(19:00以降)のメリット

  • 日中の暑さが和らいでいる
  • タイムセール等でお得に購入できることも
  • 通勤ラッシュが終わり、交通機関も利用しやすい

わたしの経験では、特に早朝の買い物は効果的でした。午前7時にスーパーに到着すると、気温は28度程度。まだホットフラッシュも起きにくく、15分程度で必要な買い物を完了できます。ただし、24時間営業のスーパーが減っている現状では、営業時間の確認が必要です。

「ちょこちょこ買い」戦略〜一度に大量購入しない工夫〜

以前は「週1回まとめ買い」が効率的だと思っていましたが、更年期になってからは「ちょこちょこ買い」に戦略変更。一回の買い物時間を短縮することで、体への負担を軽減しています。

ちょこちょこ買い戦略

  • 買い物リストを簡潔に:3-5品目に絞って短時間で完了
  • 冷凍・冷蔵・常温の分割購入:温度差の激しいエリアを一度に回らない
  • 重いものは別日に:米、調味料、洗剤などは体調の良い日に
  • 予備食材の常備:緊急時に対応できる冷凍食品や缶詰をストック

この戦略により、一回の買い物時間は10-15分程度に短縮。体力的にも精神的にも、かなり楽になりました。

家族・友人との協力体制〜「お互い様」の関係づくり〜

一人で全てを抱え込まず、周りの人に頼ることも大切です。「更年期で買い物が辛い」ことを理解してもらい、協力体制を築いています。

協力体制の例

  • 家族との分担:パートナーの帰宅時に買い物を依頼
  • 友人との共同購入:近所の友人と一緒に宅配サービスを利用
  • ご近所ネットワーク:「ついでに」の精神でお互いに協力
  • コミュニティサービス:地域の高齢者向けサービスなども活用

最初は「迷惑をかけるかも…」と躊躇していましたが、実際にお願いしてみると、多くの人が理解を示してくれました。「お互い様」の関係があれば、わたしも体調の良い日には他の人をサポートできます。


宅配生活のメリット・デメリット〜正直な感想と改善策〜

予想外のメリット〜時間と体力の有効活用〜

宅配生活を始めて気づいた、予想外のメリットがあります。単に「買い物に行かなくて済む」だけでなく、時間とエネルギーの使い方が根本的に変わりました。

宅配生活の意外なメリット

  • 時間の有効活用:買い物時間(往復1時間)を他のことに使える
  • 計画的な食事管理:事前に献立を考える習慣がついた
  • 無駄遣いの減少:衝動買いがなくなり、必要なものだけ購入
  • 重い荷物からの解放:米、調味料、飲料などの重量ストレスがない
  • 天候に左右されない:雨の日、猛暑日、台風の日でも安心
  • 体力温存:他の家事や仕事に集中できる

特に「計画的な食事管理」は思わぬ副産物でした。注文時に1週間分の献立を考えることで、栄養バランスも良くなり、食費も以前より計画的になりました。

やっぱり困るデメリット〜リアルな課題と対処法〜

もちろん、デメリットもあります。正直にお話しすると、これらの課題に日々試行錯誤しています。

宅配生活のデメリット

  • 配送料の負担:無料配送の最低金額までまとめて購入する必要がある
  • 配送時間の制約:在宅していないと受け取れない
  • 鮮度の不安:特に野菜や魚の鮮度が気になることも
  • 緊急時の対応困難:「今すぐ欲しい」に応えられない
  • 運動不足の加速:外出機会が減り、筋力低下が心配
  • 社会との接点減少:近所の人との立ち話なども減る

デメリットへの対処法

  • 配送料対策:無料配送の最低金額に合わせてまとめ買い、定期便利用
  • 配送時間調整:在宅ワークの日に集約、宅配ボックス活用
  • 鮮度確保:信頼できる業者選び、配送頻度を高める
  • 緊急時対策:基本食材の常備、コンビニの活用
  • 運動不足対策:ウォーキングや室内運動を意識的に取り入れ
  • 社会接点確保:他の場面での人との交流を大切に

家計への影響〜コストパフォーマンスの現実〜

気になる家計への影響ですが、宅配利用前後で比較してみました。

意外にも、食費そのものは減少しました。これは衝動買いがなくなり、計画的な購入ができるようになったため。配送料を加えても、以前とほぼ同額です。さらに、買い物にかかっていた時間を他のことに使えるため、時間コストを考慮すると、むしろプラスかもしれません。


おわりに〜「できない自分」を受け入れる勇気〜

猛暑日に買い物に行けない、ホットフラッシュで日常生活に支障をきたす…。以前の自分なら「これくらいできないなんて」と自分を責めていたでしょう。でも今は、「今のわたしにはこれが必要なサポート」だと受け入れています。

更年期は人生の通過点。この時期の体の変化に合わせて、生活スタイルを調整することは、決して「甘え」ではありません。むしろ、自分の体と向き合い、適切な対処法を見つけることは、とても建設的なことだと思います。

宅配サービスは、わたしたちにとって単なる「便利なサービス」ではなく、「更年期を乗り切るためのツール」。罪悪感を感じる必要はありません。

もちろん、宅配だけに頼りきりになるのではなく、体調の良い日は外出し、適度な運動も心がけています。大切なのは、「できない日があっても大丈夫」という心の余裕を持つこと。

猛暑日の買い物に悩んでいる同世代のみなさん、一人で頑張りすぎないでくださいね。いろんな選択肢があること、そして今の自分に必要なサポートを受けることは、恥ずかしいことではないということを、ぜひ覚えておいてください。

この夏も、みんなで乗り切りましょう。「困難な日も、こんなんな日も」、わたしたちは一人じゃありません。

── こんなんさん

*「こんなんな日も」とは、「こんなん出た」、「こんなんいるー?」など、関西弁から取りました。ただ、管理人は関西人ではありません…。

⚠️ 免責事項 ⚠️ 本記事の内容は、管理人の個人的な体験談であり、医学的なアドバイスや診断に代わるものではありません。更年期の症状や対処法には個人差があります。心配な症状がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師にご相談ください。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
こんなんさん
こんなんさん
管理人
47歳のアラフィフです。42歳で突然の更年期と46歳でうつのダブルパンチに見舞われ、今も心療内科と婦人科にお世話になってます。気づくとホットフラッシュで汗だく、物忘れで「あれ?何しようとしてたっけ?」の連発。体のあちこちの変化に「え〜?」と驚きながらも、なんとか日々を過ごしてます。サイト名は関西弁風だけど、実は関西人じゃありません(笑)。同じような「見えない不調」で悩む同世代の皆さんと、分かち合えたらいいなと思ってます。
記事URLをコピーしました