G-KJT1G6NFTT 秋の肌荒れは更年期が原因?乾燥とホルモン変化の対策法
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秋の肌荒れは更年期が原因?乾燥とホルモン変化の対策法

こんなんさん

秋の肌荒れは更年期のせい?〜乾燥とホルモン変化の複合的影響

「夏用スキンケアがもう合わない?」と気づいた朝に

「困難な日も、こんなんな日も」の管理人、こんなんさんです。

10月に入って朝晩がめっきり涼しくなってきましたね。先日、朝の洗顔後に鏡を見たら「あれ?なんだか頬がカサカサしてる…」と。いつもの化粧水を塗っても、なんだかしっくりこない。ファンデーションを塗ったら粉を吹いているみたいで、「これって、わたしの肌じゃないみたい」と思わず呟いてしまいました。

「秋だから乾燥するのは当たり前」と言われればそれまでなんですが、アラフィフのわたしたちにとって、この時期の肌荒れは単なる「季節的な乾燥」だけでは片付けられない複雑な問題があるんです。更年期によるホルモン変化が秋の乾燥と重なると、まさに「ダブルパンチ」状態。

今日は、更年期×秋の乾燥がもたらす肌荒れについて、わたし自身の体験を交えながらお話ししたいと思います。同じような悩みを抱えている方に、少しでも「わたしだけじゃないんだ」と思っていただけたら嬉しいです。


エストロゲン減少が肌に与える影響〜見えないところで起きている変化〜

「女性ホルモンが肌を守っていた」という事実

更年期に入ると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少します。わたしの場合、42歳で検査をしたときに「60代の閉経後のホルモン量」と言われて、「えっ、そんなに?」と愕然としました。

エストロゲンって、実は肌の健康を保つために本当に重要な役割を果たしていたんです。このホルモンには、肌の弾力を保つコラーゲンや水分を保持するヒアルロン酸の生成を促す働きがあります。つまり、わたしたちが若い頃から「当たり前」のように持っていた「もちもち肌」や「ハリのある肌」は、実はエストロゲンのおかげだったんですね。

エストロゲンが肌に与えていた恩恵:

  • コラーゲンの生成を促進→肌の弾力を保つ
  • ヒアルロン酸の生成を助ける→水分保持能力を高める
  • 皮脂分泌のバランスを整える→適度な油分で肌を保護
  • ターンオーバーを正常に保つ→新しい肌細胞の生まれ変わりをサポート
  • セラミドの合成を助ける→肌のバリア機能を維持

更年期肌は「砂漠状態」になっている

エストロゲンが減少すると、これらの機能が一気に低下してしまいます。肌の水分保持能力が落ち、バリア機能も弱まり、まるで「肌が砂漠状態」になってしまうんです。

わたし自身、45歳を過ぎた頃から「あれ?なんだか化粧水の浸透が悪い気がする」「クリームを塗ってもすぐ乾く」と感じるようになりました。これって、肌が本来持っていた水分を保つ力が弱くなっている証拠だったんですね。

特に更年期世代の肌は、「表面は皮脂でテカっているのに、内側はカラカラ」という混合状態になりがち。Tゾーンは脂っぽいのに、頬や目元は乾燥している…。「どっちなの?」と悩んでしまいますが、これも更年期の肌変化の典型的なパターンなんです。


秋特有の乾燥が更年期肌を直撃する理由

10月からガクンと下がる湿度

秋になると、湿度が急激に低下することをご存知でしょうか?気象庁のデータによると、10月に入ると月の平均湿度が夏場と比べて10%以上も下がるそうです。2023年10月の最小湿度はなんと26%まで下がった日もあったとか。

これって、実はかなり深刻な数値なんです。肌にとって快適な湿度は60~70%と言われているので、外気の湿度が30%を下回ると、肌の水分はどんどん蒸発してしまいます。

秋に肌が乾燥しやすい理由:

  • 気温の低下に伴う湿度の急激な下降
  • 夏に受けた紫外線ダメージの蓄積が表面化
  • 気温低下による皮脂分泌量の減少
  • 暖房器具の使用開始による室内の乾燥
  • 一日の寒暖差による自律神経の乱れ

わたしの場合、9月まではなんとか持ちこたえていた肌が、10月に入った途端に一気にカサカサし始めました。「あぁ、また今年も乾燥の季節がやってきた」と毎年のように感じます。

夏のダメージが秋に表面化する

もう一つ見落とせないのが、「夏に受けた紫外線ダメージが秋に現れる」という現象です。紫外線は肌のバリア機能を低下させ、真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊します。

夏の間は汗や皮脂の分泌が多いので、なんとか肌が守られている感じがしますが、秋になって気温が下がり、皮脂分泌が減ると、夏に受けたダメージが一気に表面化してくるんです。

「夏は平気だったのに、秋になったら急に肌がボロボロ」と感じるのは、まさにこのタイムラグのせい。更年期で肌の回復力が落ちているところに、秋の乾燥と夏のダメージが重なって、まさにトリプルパンチ状態なんです。


こんなん流・秋の乾燥対策〜試行錯誤の記録〜

化粧品の切り替えタイミングが難しい

「そろそろ夏用のスキンケアから秋冬用に変えなきゃ」と思いつつ、「まだ昼間は暑い日もあるし…」と迷っているうちに、気づいたら肌がカサカサになっていた、なんてこと、ありませんか?

わたしも毎年、切り替えのタイミングに悩みます。今年は9月末から朝晩の化粧水を「しっとりタイプ」に変えてみました。ただ、日中まだ汗ばむ日もあるので、朝のクリームは軽めにして、夜はしっかり保湿、という使い分けをしています。

わたしの秋のスキンケア切り替え:

  • 9月下旬:化粧水を「しっとりタイプ」に変更
  • 10月上旬:美容液にセラミド配合のものを追加
  • 10月中旬:夜のクリームを高保湿タイプに切り替え
  • 朝は軽め、夜はしっかりの「昼夜使い分け作戦」

部位別ケアが必須になった

更年期に入ってから気づいたのは、「顔全体が同じように乾燥するわけじゃない」ということ。Tゾーンは脂っぽいのに、頬と目元はカサカサ。だから、顔全体に同じケアをするのではなく、部位によって使い分けるようになりました。

部位別ケアの例:

  • Tゾーン(額・鼻):さっぱりめの化粧水、乳液は薄く
  • 頬・目元・口元:化粧水を重ね塗り、クリームをしっかりめに
  • :顔と同じケアを忘れずに(年齢は首に出ますから!)

特に目元と口元は、皮膚が薄くて乾燥しやすいので、専用のアイクリームを使うようにしています。ちょっと贅沢かな?と思いましたが、細かいシワが気になり始めたので、先行投資だと思って使っています。

加湿器はもう手放せない

室内の湿度管理も本当に大切です。わたしは秋になったら、寝室とリビングに加湿器を置くようにしています。湿度計で測ってみると、何もしないと40%以下になってしまうことも。50~60%を目安に保つように心がけています。

加湿器がない部屋では、濡れたタオルをハンガーにかけておくだけでも違います。洗濯物を部屋干しするのも、実は乾燥対策になるんですよね。


インナーケアも忘れずに〜体の中から潤す工夫〜

水分補給の意識を変えた

秋になると、夏ほど喉が渇かなくなるので、つい水分補給を怠りがちです。でも、空気が乾燥している分、体からは思った以上に水分が失われています。

わたしは、朝起きたらまず常温の白湯を一杯飲むようにしています。冷たい水よりも体に優しく、内臓も温まる感じがします。日中も、意識してこまめに水を飲むようにしています。

肌に良い食べ物を意識する

食事からの栄養も、肌の状態に大きく影響します。特に更年期世代は、体内での栄養の吸収や代謝も変化しているので、意識的に肌に良い栄養素を摂るようにしています。

わたしが意識している栄養素:

  • ビタミンA:肌や粘膜を保護(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草)
  • ビタミンC:コラーゲン生成をサポート(ブロッコリー、柿、キウイ)
  • ビタミンE:抗酸化作用で肌を守る(アーモンド、アボカド)
  • オメガ3脂肪酸:肌の炎症を抑える(青魚、亜麻仁油)
  • 大豆イソフラボン:エストロゲンに似た働き(豆腐、納豆、豆乳)

特に大豆製品は、エストロゲンの代わりとまではいかないけれど、少しでも補えるならと思って積極的に摂っています。毎朝の豆乳ラテは、わたしの日課になっています。


こんな症状は要注意〜婦人科受診も選択肢に〜

セルフケアで改善しない場合は専門家に相談を

スキンケアを見直しても、食生活に気をつけても、なかなか肌荒れが改善しない場合は、婦人科や皮膚科に相談するのも一つの方法です。

こんな症状があったら受診を検討:

  • 保湿しても改善しない強い乾燥
  • かゆみがひどくて夜眠れない
  • 赤みや湿疹が出ている
  • 化粧品がしみたり、刺激を感じる
  • デリケートゾーンの乾燥も気になる

更年期による肌トラブルには、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、保湿剤の処方など、医療的なアプローチもあります。わたしも婦人科で相談して、ヒルドイドなどの保湿剤を処方してもらったこともあります。

自己判断で我慢せず、専門家の意見を聞くことで、もっと楽になる方法が見つかるかもしれません。


おわりに:秋の肌荒れと上手に付き合う

更年期×秋の乾燥という、ダブルで厳しい状況ですが、きちんとケアすれば、肌の状態はかなり改善できます。完璧を目指さなくてもいい。「今日は調子がいいな」と思える日が少しずつ増えていけば、それで十分だと思うんです。

「去年と同じケアじゃ足りない」「年々乾燥がひどくなる」と感じるのは、更年期によって体が変化している証拠。その変化を受け入れながら、今の自分の肌に合ったケアを見つけていく。それが、アラフィフ世代のスキンケアなのかもしれません。

わたしの試行錯誤が、同じように悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです。みなさんは、秋の乾燥対策でどんな工夫をしていますか?「これは効果があった!」という方法があれば、ぜひ教えてくださいね。

一緒に、この季節を乗り切りましょう!

「困難な日も、こんなんな日も」

── こんなんさん

*「こんなんな日も」とは、「こんなん出た」、「こんなんいるー?」など、関西弁から取りました。ただ、管理人は関西人ではありません…。


参考文献・URL

  1. 乾燥が気になる更年期世代。正しい対策とケアで、トラブルを回避しよう! | 大正健康ナビ https://www.taisho-kenko.com/column/99/

  2. 繰り返す乾燥はホルモンバランスのせい? | MenotechLife https://kracie.co.jp/menotechlife/2594/
  3. 秋の肌荒れは更年期のせい?〜乾燥とホルモン変化の複合的影響 | 日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5717/

⚠️ 免責事項 ⚠️

本記事の内容は、管理人の個人的な体験談であり、医学的なアドバイスや診断に代わるものではありません。更年期の症状や対処法には個人差があります。心配な症状がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師にご相談ください。

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管理人
47歳のアラフィフです。42歳で突然の更年期と46歳でうつのダブルパンチに見舞われ、今も心療内科と婦人科にお世話になってます。気づくとホットフラッシュで汗だく、物忘れで「あれ?何しようとしてたっけ?」の連発。体のあちこちの変化に「え〜?」と驚きながらも、なんとか日々を過ごしてます。サイト名は関西弁風だけど、実は関西人じゃありません(笑)。同じような「見えない不調」で悩む同世代の皆さんと、分かち合えたらいいなと思ってます。
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